陸と海の詩 2008.8.17
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砂浜を歩く音
寄せてくる波の音
微かに聞こえる布の音
そばで生まれる小さな音に
耳慣れない音が混ざる
遠くに見える岩陰に
風に揺れる銀色の髪
僕の目にはっきりと映る
海に住む人
歩みを止めた僕の体は
知らずうちに海に近づく
僕に語りかける小さな囁きは
僕の心を揺さぶった
わが君 われの元へ
わが人 われの傍に
わが愛 われの海へ
還りたまえ
そして、擁きたまえ
永久への愛が消えぬのならば……
海の奏でる音楽に
海に住む人が奏でる美しい音が混ざる
けれど
それはどこか寂しげで
悲しい歌に聞こえた
僕は海に真珠の首飾りを投げ入れる
海の歌を聴いたら
陸の詩を還さなくてはならない
聞かぬ振りをすれば
海は荒れ
陸に住む人が海にのまれる
恐怖に心が震えるより
切なさに胸が締め付けられる
僕は頬の涙をぬぐい陸の言葉をつむいだ
陸に住むかの人は 海に住むあなたの元へ
波に乗ってたどり着くだろう
この真珠があなたの元へ流れ着くように
だから悲しまないで
だから泣かないで
寂しさが消えるまで僕が歌おう
悲しみが和らぐ陸と海の詩を
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詩という題名をつけたので詩をつけてみました。
夏用の絵として書いたのに微妙に夏っぽくない気がします。
前に描いた「水中花」「水中音」と同じ世界をイメージしています。
「水中〜」は水に住む人、「陸〜」は陸に住む人、という設定です。
この少年と、水の少女とが本格的に出会う運命かはまだわかりません。
ただ、彼女のしているペンダントは、少年の首飾りかなと匂わせています。
色々物語性を考えつつ絵を描くのは楽しいです。
もっと奥深く考えて、それが表現された絵にも挑戦してみたいですね。
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