□ 雨の庭 □

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 □ 鷹藤 楓 (たかとう かえで)  ――16〜19歳

 祖父が人間国宝、父が現在も活躍する日舞の家元の家に生まれる。
長男で跡取りだったが、わけありで家を離れ別宅で相原と暮らしている。
日舞の才能も秀でているが、家を継ぐつもりも、家に戻る気持ちもない。
穏やかで大人しくまじめな人。儚い印象を誰もが受ける。
思いつめるタイプでもあり、時折情緒不安定に。人との接触を嫌う。
その根元には、もって生まれてしまった特殊な能力の影響が大きい。
 基本的におぼっちゃま育ちのため、自分では何にも出来ない。
孤独な生活のためか拾い癖もあり、子猫を拾い浅葱と名づけ一緒に生活中。
 たいてい和服。紫色が多い。

 □ 相原 祐市 (あいはら ゆういち) ――30歳

 楓が子供の頃からの世話係。
今現在楓と別宅で暮らし、何も出来ない楓のすべての面倒を見ている。
もともとは家元の弟子として鷹藤家にきたが、膝を痛めて世話係に転向した。
かなりの完ぺき主義なのか、家事全般からお金の管理など多方面に有能。
ご主人だろうと言いたい事ははっきり言うタイプ。頭の回転も行動も早い。
口が悪いが愛情深く、不幸な境遇の楓を同情なしで見守っている。
 楓には負い目もあるが、それを抜きにしてもこのちょっと変わった生活に嫌気がさしたこともない、少し変わり者。
 たいてい黒っぽいスーツを着ている。

 □ 日野 章吾 (ひの しょうご) ――18歳

 美術大学油彩専攻の青年。
楓のすんでいる別宅よりさらに丘を登った安アパートに住み、雨の日に楓と出会い、知らぬうちに友達関係に。
クールで無口、裏表のない竹を割ったような性格。思ったことを率直に言ってしまうところもあるが、本人まったく無自覚。物事は深く考えない短絡嗜好だが、頭はいいし、面倒見もいい。
 言葉で何かを表現するのが苦手で、それに反するように絵に気持ちが表れる。
見た目より情熱的で激しい絵を描くギャップを持っている。
 楓とは茶のみ友達、もしくは縁側友達。
楓の特殊能力を聞いても、変わらない友人関係を結んでいる。
 □ 鷹藤 椿 (たかとう つばき) ――楓の3歳下

 楓の妹。顔立ちなどは楓と似ている。
幼い時から、家族に疎外されていた楓の唯一の理解者。
もう1人いる柏という兄よりも楓の方が好きで、なついている。
一見、気弱そうな儚い印象だが、意思もがつよく兄よりしっかりしている。
 兄の家で会った、章吾に密かに恋心を抱いているらしい。

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絵画の和物の中に何枚か絵を描いています。

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